掃除のしやすい家は暮らしの質を上げる!
家を建てるとき、「掃除のしやすさ」まで考える人は意外と少ないかもしれません。しかし、これは住みはじめてからの快適さや日々の家事負担に大きく影響します。
✅ ホコリがたまりにくい設計
✅ 掃除道具がサッと使える収納の配置
✅ 凹凸が少なく、拭き掃除がしやすい壁や床
➡ 毎日少しずつの掃除でも手軽に清潔を保てる設計は、時間とストレスの節約につながります。
掃除しやすい家が“コストを抑える”って本当?
掃除のしやすさにこだわると、お金がかかるイメージがあるかもしれません。しかし、実際には掃除しにくい家のほうが、長い目で見ると維持管理費がかさむ傾向にあります。
✅ 掃除が大変だと専用の洗剤や機器が必要
✅ 手入れのしにくい素材は劣化も早い
✅ 頻繁なプロクリーニングや補修が必要になるケースも
➡ 結果的に、「初期費用は抑えたけれど、ランニングコストが高くついた」というケースも少なくありません。
日々の掃除をラクにする間取りの工夫
掃除がしやすいかどうかは、間取りでも大きく変わります。以下のような工夫で、家中の掃除効率が格段にアップします。
✅ 家具の配置を前提にしたコンセント計画
✅ 広くて動きやすい洗面所・脱衣室
✅ シューズクロークやパントリーで物が散らかりにくい家に
➡ こうしたレイアウトは、家の中をスッキリ保てるだけでなく、結果的にモノを減らす=コストも抑えられる好循環を生みます。
素材と設備の選び方で将来の差が出る
どんな素材や設備を使うかで、掃除のしやすさやメンテナンスのしやすさも大きく変わってきます。
✅ キッチンの壁は目地の少ないパネル仕様
✅ トイレや浴室は汚れにくく乾きやすい構造を選択
➡ また、鏡のくもり止め加工や排水口の工夫など、細かな仕様が掃除の負担を軽減してくれます。
見えないところのメンテナンス性も大事!
掃除しやすい家にするためには、見えるところだけでなく、メンテナンスのしやすさにも配慮することが重要です。
✅ カビが出にくい水まわりの換気計画
✅ 配管や点検口などのアクセスのしやすさ
さらに、日常生活でよく使う建具にも注意が必要です。
⚠ たとえば「戸車(ドア下のコロコロ)」は、長年使ううちに
✔ 割れてしまったり
✔ 髪の毛やホコリが絡まり動きが悪くなることも
➡ このような場合には部品交換などの修理が必要になり、突然の出費になることもあります。
掃除しやすい家は“家族の気持ち”も整える
掃除がしやすく、いつでもきれいな状態をキープしやすい家は、家族の意識にも変化をもたらします。
✅ 散らかりにくいから自然と整頓される
✅ 掃除が苦にならないから家族みんなで協力できる
✅ 気持ちに余裕ができるから、家で過ごす時間が楽しくなる
➡ 「掃除のしやすさ」は、暮らしの満足度を支える大切な要素なのです。
コストを意識するなら“掃除しやすさ”も設計段階で!
掃除のしやすい家は、日々の暮らしを快適にするだけでなく、将来的な修繕費やメンテナンス費用を抑える効果もある、とても大切な視点です。
✅ 汚れがたまりにくい間取りや素材の選定
✅ シンプルな構造で清掃道具が届きやすい設計
✅ 部品交換がしやすい建具や設備の選択
🔹そしてここからは筆者の体験談になりますが──
筆者の小中学校時代の同級生には、なんとふたりも「毎朝家族全員で掃除をする」という家庭がありました。
✔ 一人は「働かざる者食うべからず」という考えの家庭で、掃除をしてからでないと朝食が出ないルールがありました。
✔ もう一人は、非常にきれい好きなご家庭。料理のあともキッチンには何ひとつ残っておらず、まるで調理前のような美しさが保たれていました。
当時は「えらいなぁ」と感心して見ていただけでしたが、今振り返って思うのは──
✅ 毎日掃除すれば、汚れがたまらず手間もコストも減る
✅ 小さな劣化や故障にもすぐに気づけて、早めの対処ができる
✅ 結果的に、住まいを大切にしながらお金も節約できる
ちなみに、どちらの同級生も女子でしたが、その背景を知らなくてもとても清潔感のある素敵な人でした。
もしかすると、きれいな住まいは、住む人の魅力まで引き出してくれるのかもしれませんね。
✔️ こうした体験を通して実感するのは、「掃除のしやすさ」こそが、家を長持ちさせ、コストを抑え、日々の暮らしを豊かにしてくれるということです。
だからこそ──
✨ 掃除を大切にするなら、「掃除のしやすい家」にすることが何より大切です! ✨