住宅金融術

家づくり終盤に迷いがちな「カーテン選び」!日当たり・部屋の用途・予算を見据えた後悔しない選び方とは?

家づくりがいよいよ終盤に差しかかる頃、「そういえばカーテン、どうしよう?」と頭を悩ませる方は意外と多いものです。間取りも決まり、壁紙や床材も選び終えて、いざ“仕上げ”の段階に入ると、カーテンの存在感が一気に増してきます。

しかしこのカーテン、実はお部屋の印象を左右するだけでなく、暮らしやすさや快適性、さらには光熱費やプライバシーにまで影響する重要アイテム。適当に選んでしまうと、「なんだか暗い…」「外から丸見え…」「夏場がとにかく暑い…」といった後悔につながることも。

この記事では、家づくりと並行してしっかり考えておきたい「カーテン選びのコツ」と「暮らしに合った選び方のポイント」を、部屋の使い方や日当たり別に詳しくご紹介します!

✅ カーテンも立派な“住宅の資金計画”の一部!

注文住宅の予算計画を立てる際、「カーテン費用」を見落としていませんか?

意外と忘れがちですが、全室に揃えるとなると数十万円単位の出費になることも。

また、オーダーカーテンは既製品より高額なため、「どの部屋を重視してオーダーするか」「既製品で十分な部屋はどこか」をあらかじめ考えておくことが大切です。

💬 わが家のこだわり体験談:リビングのカーテンに思いきって投資!
わが家では、リビングのカーテンを最も重視しました。
なぜなら、来客が通るのは基本的にこの空間だけだから。
カーテンって、面積が大きい分、部屋の印象を左右する力がすごく強いんですよね。
なので、生地や柄のデザインだけでなく、開けたときの“ひだ”の美しい収まり方までこだわって選びました
あと意外と大事だったのがカーテンレール。
建具やほかのインテリアとの統一感を意識することで、空間全体の雰囲気がぐっと引き締まった気がします。毎日目に入る場所だからこそ、妥協しなかったことに満足しています!

✅まずは部屋ごとの「日当たり」を確認!

部屋の方角によって、窓から入ってくる光の強さや時間帯は大きく異なります。これに合わせてカーテンの性能を選ぶと、快適性がグンとアップします。

🔹向きの部屋
→ 一日を通して日当たりが良く、夏場は日差しが強烈になるため、
遮熱・UVカット機能付きのカーテンを選ぶのが◎。
冷房効率も上がり、電気代の節約にもつながります。

🔹向きの部屋
→ 一年を通して日当たりが弱く、暗くなりがち。
光を取り込めるレースカーテンや、明るめカラーのドレープカーテンを選んで、空間全体を明るく見せる工夫をしましょう。

🔹向きの部屋
朝日でスッキリ目覚めたい方には、あえて遮光性が控えめなカーテンや、レースカーテンを活用するのもおすすめ。一方で、ゆっくり朝寝坊したい方は遮光性の高いカーテンが便利です。

🔹西向きの部屋
→ 午後から西日が差し込みやすく室温が上がりやすいので、遮熱性・UVカット機能があるカーテンがおすすめ

💬 わが家のこだわり体験談:東向きの窓にカーテンを“あえて”つけなかった理由
寝室にある東向きの窓。
「朝日で自然に目覚めたいな」と思って、カーテンはあえてつけませんでした
東側に建物がなく視線も気にならなかったので、窓はすりガラスにして、中も外も見えにくい仕様に。
柔らかい朝の光がふわっと部屋に入ってくる感じがとても心地よくて、今ではこの自然な目覚めが毎朝の楽しみです。
もちろん、必要だと感じたら後からカーテンをつけてもいいよねと思えるような位置の部屋だったので、「とりあえず無しで暮らしてみよう」という気持ちでスタートできました。カーテン=必須という考えにとらわれず、その窓に合った使い方を選ぶのもアリだなと実感しています。

✅遮光カーテンは「寝室」や「日差しが強い窓」に最適!

遮光カーテンのメリットは以下の通りです👇

✔️朝日で目覚めずにしっかり眠れる
✔️家具や床材の日焼け防止にも役立つ
✔️冷房効率がアップすることも

⚠️ただし、遮光性が高すぎると昼間でも暗くなり、リビングなどには不向きな場合もあります。遮光等級(1~3級)を確認して、使う場所に合ったものを選びましょう!

💬 カーテン選びの失敗談:賃貸時代の私の話
南側に大きな窓があったから、「絶対に明るくて暑いはず」と思って、遮光1級のカーテンを選びました。
でも実際は、隣の家が近すぎて日がほとんど入らず、部屋が真っ暗…。
カーテンの生地も分厚くて、なんだか重たい印象に。
結局、入居初日に非遮光のカーテンに買い直し。
しかも今度は、白っぽい色のカーテンにして、少しでも部屋が明るくなるように工夫しました。
「カーテンって、まわりの環境も考えないとダメなんだ…」と痛感した経験です。

✅視線対策に強い!「ミラーレースカーテン」の特徴

日中のプライバシー確保に便利なのが、外からの視線を反射して見えにくくする“ミラーレースカーテン”です。

✔️日中は外から見えにくく、プライバシーをしっかり確保
✔️UVカットや遮熱効果のあるタイプもあり、日焼け対策に◎
✔️明るさは取り込みつつ、カーテン越しでも快適に過ごせる

⚠️ ただし、外の景色もやや見えづらくなるので、「眺望を楽しみたい」場合には不向きなことも。
また、やや光沢があるため、素材感や見た目の好みによって評価が分かれることもあります。

💬 ミラーレースカーテンの落とし穴
道路に面した部屋だったので、「外から見えないカーテンが安心」と思ってミラーレースにしました。
でも…近所の人の話し声や子どもが遊んでいる声が聞こえてくると、ちょっと様子を見たくなるんですよね。
カーテンをめくってのぞいたら、ばっちり目が合ってしまって気まずい空気に…
「見えない安心感」も、「外が見えない不便さ」も、両方あるんだと気づきました。

✅ナチュラル派に人気!「麻(リネン)カーテン」

素材にこだわる方に人気なのが、麻(リネン)カーテン。自然な風合いと通気性が魅力です。

✔️通気性・速乾性が高く、カビにくい
✔️経年変化を楽しめる
✔️ナチュラルなインテリアと相性◎

⚠️遮光性や遮熱性は低めなため、用途によっては別のカーテンと併用するのがベストです。

✅柔らかな光を楽しむ「ボイルレースカーテン」

ボイルレースは、透け感と柔らかい光を楽しめる人気のレースカーテンです。

✔️ふんわりとした質感が空間をやさしく演出
✔️自然光を取り入れつつ、ほどよい視線カット
✔️デザイン性が高く、インテリアのアクセントに

⚠️プライバシー保護が弱めなので、人通りの多い窓には不向きなこともあります。ミラーレースと組み合わせるのもひとつの方法です。

✅掃除・メンテナンスのしやすさも大事!

カーテンはホコリがたまりやすく、思った以上に汚れます。できるだけ洗濯機で洗える素材を選んでおくと、日々のお手入れが楽に。

✅カーテン費用も資金計画の一部と考えよう!

注文住宅では、「建物」や「土地」には予算をしっかり組むのに、カーテン費用は忘れがち
しかし、全室に取り付けようとすると意外と高額になります。

🔹オーダーサイズの窓が多いと費用が上がる
🔹デザインと機能を両立させるとコストも増える
🔹自分で採寸・取り付けをすれば節約可能だが失敗リスクも

「住んでから慌てて安いもので済ませたら後悔した…」という声も少なくありません。カーテン費用も最初から資金計画に含めておくのがベストです!

✅カーテンはインテリアであり、暮らしのパートナー!

遮光、ミラーレース、麻素材、ボイルレースなど、それぞれのカーテンには特徴と役割があります
どんなカーテンが必要かは「日当たり」「部屋の使い方」「家族のライフスタイル」によって変わります。

特に家を建てたばかりの時期は、外構が整う前で周囲の視線も気になることが多いです。機能性もデザイン性も妥協せず、自分たちに合ったカーテン選びを心がけましょう。

カーテンは住み始めてからの快適性・満足度に直結する大切なアイテムです。

日当たりや部屋の使い方に合わせた機能性
掃除や交換のしやすさといった実用性
デザイン性とコストのバランス

これらを意識して選ぶことで、長く愛着を持って使えるカーテンに出会えるはずです。

💬 柄選びの失敗談:子ども部屋のカーテンで反省したこと
新築のときって、テンションが上がってますよね。
私もその勢いで、子ども部屋にすごく派手で可愛いカーテンを選んでしまいました。
でも…子どもが小さい時期ってほんの数年。
成長とともにインテリアの好みや部屋の雰囲気とのギャップが出てきて、「これは失敗だったな」と実感。
やっぱりシンプルなカーテンが一番使いやすいと気づきました。
さらに反省したのが、カラフルな柄入りのレースカーテン
外から見ても「ここは子ども部屋だな」とわかってしまうし、柄や色によっては性別も想像されやすいこともあって、防犯面を考えるとちょっと不用心でした…。
今思えば、もう少し落ち着いて考えるべきだったなと思います。

快適な暮らしを支える“縁の下の力持ち”として、
カーテンにもじっくり目を向けてみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました