住宅金融術

築10年で焦らない!家を長持ちさせる“メンテナンス貯金”という新習慣

築10年で慌てないために!
メンテナンス貯金と固定資産税積立で家を守る「じぶん防衛策」

マイホームは、建てて終わりではありません。
10年、20年と住み続ける中で、「外壁の塗装」「設備の交換」など、必ずやってくる修繕タイミングがあります。

そして、家を持っている限りかかり続けるのが「固定資産税」。
定期的な大きな出費──この2つに備えておくだけで、将来の金銭的な不安をぐっと減らすことができます

ちょっと厳しいことを言うようですが、将来の修繕費などの備えがないまま家を買ってしまうのはおすすめできません。マイホームは“買って終わり”ではなく、“きちんと維持していくこと”が何より大切なんです。

✅ ライフラインを支える給湯器やエアコンは「突然の故障」が多い

給湯器やエアコンは、毎日使うライフラインのような存在。
突然故障してしまうことが多く、後回しにできません。
しかも修理や交換には、数十万円程度のまとまった費用がかかるため、家計に大きな負担になります。

だからこそ、こうした「突然の出費」に慌てないための備えが不可欠です。これらの出費を「ある日突然!」と感じてしまう方が多いのは、準備していないからです。
大切なのは、「いつか来る修繕のタイミング」を見越し、少しずつ積み立てておくことです。

🏡 「住まい維持用」の口座を用意するのがおすすめ!

以下のように使い分けることで、家計が整理しやすくなります

  • ✅ 通常の生活費 → いつもの口座で管理
  • ✅ 住まい維持費(修繕・税金) → 専用口座で分離管理
  • ✅ ボーナス月に“臨時積立”で調整

このように、お金の流れを分けるだけで、精神的な安心感も大きく違ってきます。

これを機会にネットバンクの利用を始めてみるのもひとつの方法です。目的別に使える口座や自動積立の機能が充実している銀行も多く、スマホアプリで簡単に操作や残高の確認ができるため、忙しい方にもぴったり。修繕時の実際の振込(給湯器の交換費用や工事代金など)も、銀行窓口に出向くことなくアプリから完結でき、手数料も安く、場合によっては無料で済むこともあります。

💰 いますぐ始める「メンテナンス貯金」のやり方

「専用口座」を作り、毎月3,000円〜5,000円程度を積み立てる方法。
たとえば毎月5,000円を積み立てると…

  • 1年で6万円
  • 10年で60万円
  • ボーナス月にプラス1万円入れれば、さらに貯蓄力アップ!

大きな修繕に備えるには十分な金額です。
ちょっとずつ、でも確実に“未来の自分”を助ける準備になります。

🏦 金融機関の「自動振替サービス」を活用!

「気づいたら使ってしまっていた…」
そんなことにならないよう、金融機関の自動積立(自動振替)サービスを使いましょう。

多くの銀行で、以下のようなサービスがあります。

  • ✅ 毎月○日に○円を自動で積立口座に振替
  • ✅ ネットバンキングから金額・頻度を設定できる
  • ✅ 目的別口座(「住宅メンテ用」「固定資産税用」など名称設定)もOK

👉これを利用すれば、毎月“勝手に貯まる”しくみが完成します!

📣小さな積立が、大きな安心に変わる!

「家を長持ちさせる」と聞くと、難しい専門知識や大掛かりな工事が必要と思うかもしれません。しかし実は、家計の中に“未来への備え”をしっかり組み込むだけで、すでに安心への第一歩を踏み出しています。

マイホームを購入するとき、多くの方は「購入費用」や「ローン返済」に意識が向きがちです。ですが、家は買って終わりではありません。住み続けるには、メンテナンス費用や修繕費が必ずかかります。だからこそ、将来の維持費用を計画的に準備できるかどうかが、家を持つ上で非常に大切なポイントなのです。無理のない資金計画を立てることで、安心して長く快適に暮らせる家が実現します。購入の際には、「買った後にかかる費用」も含めて現実的に見通すことをぜひおすすめします。

マイホームは人生の大きな資産。だからこそ、長く快適に住み続けるためには“備え”が欠かせません。特に給湯器やエアコンなど、ライフライン機器の突然の故障は大きな出費につながりやすいため、早めの積立が何より重要です。10年、20年先に訪れる「住まいの節目」に向けて、今から少しずつ積み立てることが、家計の安心と快適な暮らしを守るカギとなります。

暮らしを守るための“じぶん防衛”を、今日から始めてみませんか?

タイトルとURLをコピーしました